ストレスは睡眠不足を引き起こしますが、その逆もまたしかりです。睡眠不足が慢性的になると、脳内の情報処理が追い付かなくなり、常にイライラしたり、リラックスできなくなったりします。
つまり、ストレスが溜まっているから眠れないケースと、充分な睡眠がとれないからストレスになっているケース、2つのパターンがあるのです。
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睡眠不足はストレスを蓄積させる
睡眠不足は、私たちの身体や心に深刻な影響を及ぼします。睡眠不足が続くと、脳内のストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が増加し、ストレスへの対処能力が低下するからです。
さらに、充分な睡眠がとれない日々が続くと、日中の活動においても集中力や注意力が低下します。自分のパフォーマンス性が下がったことにより、ますますストレスを感じやすくなる可能性があるでしょう。
睡眠不足がストレス解消を妨げるうえ、さらなるストレスを感じさせるため、悪循環を引き起こしているのです。
ストレスが眠りを妨げる
一方で、溜まったストレスが原因で、眠りにくくなることがあります。心配事や不安、プレッシャーなどにより、心が落ち着かず、寝つきが悪くなるのです。
また、日中に抱えたストレスが夜間の眠りに影響を及ぼし、眠りを浅くするケースもあります。
不十分な睡眠は、翌日のストレス耐性を低下させます。結果として、さらなるストレスを生み出す可能性があるため、睡眠の質向上はストレス管理にも重要です。
引用:睡眠Dr